トールのDRAGONS応援記
男・一樹 ミラクル逆転タイムリー!
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中 日
ヤクルト
2006年 8月 6日 神宮球場 観衆数/ 18,836人 試合時間/ 3時間14分
 
勝利投手 鈴木      1勝0敗    セーブ 岩瀬 29セーブ
敗戦投手 花田      2勝2敗
本塁打  荒木 1号(3回表)       リグス 22号(1回裏)
                         米野   6号(3回裏)
                         リグス 23号(3回裏)
                         宮出   6号(7回裏)
<連日の猛暑>
連日の猛暑に外へ出るのもおっくうなこの日。しかしながら神宮のレフトスタンドは優勝への
カウントダウンを確かめようとあっという間の満員札止め。
この熱い思いは必ずやドラゴンズへの優勝への活力になってくれるに違いない。

<一進一退>
この日も初回から攻撃陣は機能する。井端、孝介の連打で一死1,3塁。
これまでこういう場面で仕事が出来なかったウッズが軽々とセンターへ打ち上げ先制。
しかし、この日負けると自力Vが消えるヤクルトも負けてはいない。
2番リグスが朝倉の失投をレフトスタンドへ叩き込み同点。
3回、荒木のびっくり今期第一号がレフトスタンドへ入っても、今度は米野がバックスクリーンへ
入れまたも同点。さらにリグスの2打席連発でたちまち逆転された。
朝倉は低め低めに素晴らしい球を放りながら、何度も失投を重ねるといういつもながらの失態。
打線ものらりくらりの石川を捉えられず、しかも古田監督は石川不調と見るや
昨日もやられた小刻み継投に入り完全に一進一退からヤクルトペースへ移行していった。

<暗雲吹き払う一樹の一打>
7回にもデニーが宮出に追加点となる一発を打たれ2−4。
しかし、8回。古田が送り込んだ花田が乱調。四球、失策を絡めた無死1,2塁から
好調ウッズがタイムリーを放ち1点差。ここで落合監督は新5番森野にあえて送らせ
アレックスの意地に賭けた。
しかしアレックスは期待に応えられずあっさり捕邪飛。
ここでまわって来たのが意外性の男井上一樹!ヒットでの2塁ランナーの生還を阻止するべく
前進守備のセンター青木の頭上をあざ笑うかのように越え2走者が還って鮮やかな逆転!
これこそ優勝チームが起こす奇跡の逆転の序章なのだろう。

<鬼気迫る岩瀬>
この1点で完全にドラゴンズにまわった勝利の女神。
8回中軸を見事に平井が料理。
そして9回はご存知岩瀬登場。この日の岩瀬は前日の被弾がよほど悔しかったのか
鬼気迫るような投球で前に飛ばさない。
この岩瀬を前にはこの日誕生日の古田も「代打、俺」を出せずあっさり3人で終了。

連日の1点差ながら、強いドラゴンズが見ることが出来、優勝への足取りがはっきり見えた試合でもあった。
レフトスタンドでいつまでも鳴り響く「燃えよ、ドラゴンズ」がやたら誇らしかったのも
素晴らしいシーズン結末へのプロローグなのだろう。